いいな、と思う風景を繋ぐ。(前編)
こんにちは!STORYZ編集長小林です。
2017年12月に開催した「小豆島バスケ公式戦」で実行委員長として走り回り、2/16・17の公式戦「小豆島アローズ」の代表を務める丹生茂希さん(画像中央が丹生さんです!)のコラムをお届けします。
渡部が<スポーティーズ>という船の行き先を指差し、その航路を決める航海士役が丹生さん。人の繋がりをとても大切にしながら、自身が心動くものに全力をかけてくれる姿は本当に頼もしいです。「あいつおらんかったらこの船沈む!」という渡部と丹生さんの出会いはムチャクチャだったようです。(笑)
前後編でお届けします!
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スポーティーズのオーナーであり、小豆島アローズの代表を務めさせていただきます、丹生茂希と申します。スポーティーズに関わった最初のきっかけを振り返ると、2017年初夏、知人の紹介を受け、初めて渡部さん(以下べーさん)とお会いたときだと思います。
べーさんからは、「小豆島スポーティーズとしてスポーツをツールに色んな取り組みを行っていくので、是非丹生君のような小豆島の若い世代の人たちにも知って欲しい。」といった内容の話を聞きました。
その時は本当に挨拶程度で、僕自身も、「へ~。そうなんだ。頑張ってくださいね。協力できることはさせて頂きます。」と社交辞令的な返事をしたと思います。(笑)
だって、僕は今はスポーツもあまりしないし、「地域型総合スポーツクラブ」という言葉も聞いたことはある程度だし、何より妙にニコニコしたちょっと怪しい関西弁のおじさんだったし!(笑)
そこから1ヶ月程たった頃、
べーさんから「熊本と香川のプロバスケチームが小豆島にキャンプに来ていて交流会するので、良かったら来てくれへん?選手たちに小豆島の地元の人とも交流して欲しいんだ。」とお誘いが来ました。
バスケかぁ~。
全く知らんな俺・・・
ま、プロ選手ってどんなんやろ・・・?
とりあえず行ってみようか。
って感じの、軽い気持ちで参加しました!(笑)
会場に着くとでっかいアスリートがたくさん!
僕が座ったテーブルには、香川ファイブアローズの高田選手と安倍選手が居ました。
プロバスケ選手とちゃんと話すのは初めて。
正直、スポーツ選手は中々リスキーな職業だと思います。自分の身体とスキルが武器。逆を言えば、そこに特化している分、何かあった場合、どうなるんだろうか・・・?
事故や怪我した場合どうなるの?
家族を養うって観点からすればちょっと怖い。
それらをひっくるめて、やるって決断したのは何がきっかけ?
こんな感じで、率直に色々聞きました。
そこで選手が語ってくれたのは、
リスクは承知。でも、自分はやりたい。
そして、そんな自分を応援してくれる人がいる。その人たちに応えたい。といった思いでした。
なんか、すごいね
子供の頃スポーツ選手を夢見てた子は、大きくなるにつれて、さっき言った様なリスクを考える人が大半だと思います。
そして、そのスポーツの世界で自分より遙か高みの存在を知り、その壁の大きさに圧倒され、大半の人がスポーツ選手の夢を諦め、別の夢を探すんじゃないでしょうか。
いや、夢ではなく、生きていくために、収入を得るために、自分の何かに妥協し選択していくんだと思う。
僕自身も自分のやりたい事はあった。
でも、色んな状況が重なったのと自分に言い訳をして、やりたい事と違う事をしていたと思う。(今は、現状を楽しんでいますし、やりたい事をやってます!)
そんな中、人に何を言われようが、真っすぐ生きてるんだなと。
そう思うと応援したくなるじゃないですか!
そこから数週間後、またまたべーさんから電話が。
「丹生君、この前は来てくれてありがと!あのさ、突然なんやけど、今度この前の選手たちが小豆島で初めて公式戦するんよ。で、その実行委員長なってくれへん?」
おぉ~、まぁまぁヘビィ~な内容をいきなりサラッと来たな、このおっちゃんは!(笑)
で、2秒くらい考えて、「いいすよ!」
と返事しました!(笑)
べーさんと知り合って関わったのは計3日。
話した時間にすると…たぶん3~4時間くらいになると思います。
その時は、思い付きで何でもやっていこう月間だったんでしょうね!(笑)
二つ返事に引き受けたものの、そこからが大変!
実行委員会は行政、商工会、バスケ連盟・・・色んな人がいました。
それに加えて、僕自身自分の仕事をしながらJCの理事長をやっていたので、スケジュールもなかなかのもの。
そもそもバスケのルールなんて全く知らないし、スラムダンク読んだくらいの知識しかない。(笑)
スポーティーズの人も全く面識がない。(!)
さぁて、どうしましょ!(笑)
よし!どうにかしましょ!
ここから、色んな人に出会いました。
長くなってしまうので、続きはまたお届けします!
(文:丹生茂希 編集:小林繭子)